アイルランド英語は本当に聞き取れない?

英語のこと
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こんにちは。

本日は、滞在10ヶ月以上経つのに未だに英語に四苦八苦している私の個人的な見解として、

「アイルランド英語は訛っているのか?」「他の国より聞き取りにくいか?」

についてを考えいきたいと思います。

本当に、個人的な感想なので、一意見としてお聞き流しくださいね!

結論、アイルランド英語は難しい

ブログを始めた当初、私も「アイルランド 英語」で検索し、いくつもネット記事を読みました。

だいたいどのページでも「ダブリン中心部はそんなに訛っていない」「心配する必要はない」

という結論で締めくくられています。

また、どのサイトでも、いくつかのアイルランド英語の特徴を載せてくれていて、

「この程度の違いです、聞き慣れないけど違いを楽しみましょう!」的な内容です。

私もダブリンに来た当初は、「そんなに訛ってない気がする!」と思いました。

が、滞在が長くなるにつれて、アイルランド英語の難しさを実感しだすようになりました。

そう、結論、私にはとっても難しい!!!!!!

たぶんこれって、滞在初期の頃は、

・アイリッシュがこれまでノンネイティブの私に手加減して喋ってくれていたから、気づかなかった

・訛っているから聞き取れないのか、そもそも英語力が低いから聞き取れないのか判断できなかった

ということが重なっていて、アイルランド英語の聞き取りにくさを理解できていなかったのだと思います。

結局私はいつまで経っても、アイリッシュの同僚とはうまく会話ができないし、

喋ってくれてる内容の半分も理解できないまま。

これが、ノンネイティブの友人の言葉なら倍以上理解できて、会話もある程度盛り上がるのに…

なぜ「そこまで心配いらない」と言われるのか?

考えてみたんですけど、多くの日本人がアイルランドに留学やワーホリで来て最初にすることは、

「語学学校に通うこと」だと思うんですね。

語学学校の先生は発音も話すスピードもわかりやすいから問題ないです。

そして、クラスメイトももちろんノンネイティブだから、アイルランド英語対策は必要ないです。

ということは、実際にアイリッシュと会話をするのは、ホストファミリーと話す時とか、

お店の店員さんがアイリッシュだった時くらいなんです。

アイリッシュと出会うことも少ないし、ジャパニーズミートアップとかに来てるアイリッシュは、

日本人の英語力の相場をだいたい知ってるから、ゆっくり喋ってくれることが多いですし。

そうなると、本場のネイティブアイリッシュ英語をぶちかまされる機会がほとんどないんじゃないかと。

私も、ローカルで働き始めて、同僚やお客さんがアイリッシュで、手加減なしで話しかけられて、

初めてまったく理解できない状況に陥ったので…。

それまでは、なんだかんだでいろんな人とコミュニケーションとれている気分だったので。

留学あるあるですよね。

ノンネイティブの友達とは楽しく会話できるけど、ネイティブの会話は結局ついていけない。

アイルランド英語の特徴

すでに色々なサイトで紹介されているように、アイルランド英語には特徴的な部分があります。

個人的につまづくポイント。

母音の発音

「i」が「オイ」と発音される。

これは有名ですが、実際に使われるとわかっていても聞き取りの障害になります。笑

個人的には、このようにこもった発音をするのは男性の方が顕著です。

青年〜中年男性のアイリッシュ(生粋のダブリンっ子)の会話はまじでわかんない!!助けて!

「Do you need some ice?」

→パブの店員に「オイス」と言われて一瞬考えた。笑

「I have a pancake special please.」「Could I have ~ ?」

→店で注文してくる時、「オイハ〜ブ」もしくは「クドォイハ〜ブ」で始まる感じ。

カタカナで書くとちょっと伝わりづらいのですが。笑

何を言いたいかわかっていても、脳が一旦「ん?」と停止してしまって、

その間に話を続けられると後の会話についていけなくなったりと、一瞬の油断もままならないのです。笑

YesやNoを言わない

これもいろんなサイトで見かけたんですが、確かにそういうことが多いな、と気づき始めました。

もちろん、全く使わないわけではないんですけど、文章で返すパターンが多い。

「Do you need a receipt?」ー「I do.」みたいなことです。

こう見ると簡単ですけどね、もちろん日常会話はこんなシンプルでもないし、

問題はこちらが質問をした時。

例えば働いていてお客さんに何か質問をした時、YesかNoを言ってもらえたら確信が持てるんですが、

だーーーっと文章で返されることが多く、それが聞き取れないと、

「え、結局Yesなの?Noなの?どっちのこと言ってたんだ…」と思ってしまうのです。

改めて、これまで自分が大して聞き取れないけど会話が成り立っていたのは、

「yes」か「no」で簡単に言ってもらうことで成り立っていたんだな、と気づきました。

ただし、メリットもあります。

私は、否定疑問文が苦手で、例えば「〜しなかったの??」と聞かれて「いや、したよ!」と言いたい時、

どうしても日本語に引きずられて最初に「No, I did」みたいに言ってしまう癖があり、

いつも周りの人を混乱させています。そして、まじでバカだと思われるので早急に改善が必要。

「You didn’t clean the table?? it’s so dirty!!」→「I did!!」

YesもNoも言わず、文章で返せば誰も混乱しない。これを習得し始めました。

普段どれだけ私が職場で責め立てられているかわかる例文でしたね。笑

とりあえずよく喋る、そして速い

アイリッシュの英語は、こもっている、どちらかというとブリティッシュ英語に近い、

そしてなんと言っても、よく喋るし早口!笑

話すスピードが速いのもそうですが、ブリティッシュ英語にも通じますが、単語が多い。

独特の言い回しをするので、どうしても文章が長くなるっていうやつですね。

アメリカ英語は、ラフで直球なので丁寧さは欠けるかもしれませんが、初心者には要点が掴みやすい。

アイルランド英語対策法

アイリッシュの友人を作るのは、結構難しいですけど、

できれば言語交換パートナーなどを見つけて1対1で話す機会を増やすことがオススメです。

他にも自分でできる準備・対策を考えてみたので参考にしてみてください。

イギリス英語を勉強してみる

まずもって、アメリカ英語にしか耐性がない人は、イギリス英語に慣れるのが良いと思います。

発音の法則や使う単語とかは、イギリス英語に準じています。

例えば、「tomato」→アメリカ「トメィト」→イギリス「トマト」

というように発音も違うんですが、アイルランドもほぼイギリス英語と同じです。

そもそも、私はアイルランドに来る前は、イギリス英語がとても苦手だったのですが、

最近では結構聞き取れるようになりました。きっとアイルランドで生活したおかげだと思います。笑

あと、もう一つ、そもそも単語自体が違うという物も多いです。

アメリカとイギリス英語の単語の違いを、一通り調べるのもオススメです。

アメリカイギリス
トイレrest(bath)roomtoilet / loo
長期休みvacationholiday
なすeggplantaubergine
テーブルナプキンnapkinserviette
ポテトチップスchipscrisps
ズッキーニzucchinicourgette
車の指示器blinkerindicator
エレベーターelevatorlift
請求書checkbill
2週間two weeksfortnight

思いつくものをいくつかあげてみましたが、これ以外にもいっぱいあります…

使う分には、アメリカ英語の方を使っても通じるんですけど、

イギリス英語の単語を言われた時に、知らないと理解できないので、事前に勉強しておくと◎!

アイルランド英語を聞く

話し相手がいなくても音源を探して耳を慣らすことは可能です!

RTÉ Radio Documentary on OneRTÉ Radio Documentary on One

開発元:RTÉ

ラジオ音声ドキュメンタリが聞けるアプリ。

アイルランド映画などを探すのもありです。

→日本でも公開された映画「Once ダブリンの街角で」!ダブリンが舞台!


→Netflixで観られます!

→こちらも日本で公開されていました。邦題は「シング・ストリート 未来へのうた

 

自分の目指すレベルについて再度考えてみる!

ここまで色々と書きましたが、語学学校に通っているうちはそこまで気にすることではないと思います。

英語の基礎を作る方が先決だと思いますし、恐れずに何度も聞く勇気をつける方がよっぽど大事。

結局どうしたらいいかって、

「どの程度の英語を習得したいのかを改め考えてみる」というのは大事だと思います。

最終目標は、やっぱりネイティブスピーカーに手加減してもらわず対等に喋れるレベル。

とすると、アイルランド英語の特徴にも対応できるように、

アイリッシュと会話を繰り返し、訓練するほかないのではと思います。時間はかかると思います。

逆に、英語はあくまで世界中の人とコミュニケーションをとるためのツールと考えるなら、

世界中の英語話者の大多数はノンネイティブ(第2言語として英語を話す)、つまり日本人と一緒。

ノンネイティブに伝わるための英語なら、アイリッシュにこだわらず、多国籍に友達をつくって

コミュニケーションすることで、いろんな英語に触れる方が良いような気がします。

そして、最後に元も子もないこと言いますけど、

英語がもっとできるようになれば、ネイティブとかノンネイティブとか

アメリカ英語とかアイルランド英語とか関係なく、会話できるようになるはずなんです。笑

結局は、まだまだ英語学習の道のりは長く長く続いているということなんですね〜

それでも、アイルランドに来なければ、こんな違う英語が存在していることも知らないままだったはず。

何事も知ることから始まる。

うん、前向きにがんばるしかないです。

これからアイルランドに来る人は、事前準備も頑張りつつ、新たな世界を楽しみに。

すでにアイルランドで私と同じように四苦八苦している人は、うん、がんばりましょう!笑

コメント

  1. 夏海 より:

    はじめまして!3月からアイルランドへワーホリで行くんですが
    アイルランドについての知識が全くないので翔さんのブログがすごく役立ってます!
    いつもためになる記事ありがとうございます