アメリカJ1ビザ渡航準備 〜J1ビザとは?編〜

アメリカJ1ビザ
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お久しぶりです、翔です。

またまた更新頻度が空いてしまいましたが、なんとか渡米しまして、もうすぐ1ヶ月です。

渡航前に書くつもりが、仕事を辞めてすぐの渡航でバタバタしてしまい・・・

やっと落ち着いたので、まずはJ1ビザ取得までの準備について、実体験をまとめていきます!

ビザ取得までの流れ

アメリカJ1ビザは、アイルランドワーホリの時と違い、

自分でゼロから全て準備するのではなく、スポンサー団体を通して準備をしていくので、

基本的には指示に従って進めればよく、そういった意味では楽でしたが、ステップとしては結構大変。

渡航時期を逆算して着実に準備をしていく必要がありました。

私の渡航までにかかった期間は、約4ヶ月半です。

実際は、2ヶ月くらいでビザは取得できるようですね。

仕事しながらだと準備も大変なので、そうは言っても余裕をみて3ヶ月以上は渡航までに時間が必要かも。

私の場合は・・・

1月末 求人に応募

2月  面接2回

3月  内定・オファー後面談

4月  DS2019Jビザ申請許可書)必要書類準備

5月  費用支払い&書類提出→DS2019発行

6月  大使館ビザ面接

7月  渡航

ざっくり説明するとこんな感じ。アメリカ行き決定3月→7月末渡米となります。

まず、J1ビザとは?

簡単におさらいですが、今回私がアメリカに渡航するために取得したビザ。

J1ビザは、Exchange Visitors Programと言って、アメリカで一定期間有給で研修ができる非移民ビザ。

学生・新卒用インターンと、社会人用トレーニーに分かれていて、それぞれ参加条件や期間が異なります。

つまり、労働ではなく、あくまで研修としての渡航ということです。

私は今回、トレーニーとしての渡航ですので、条件としてはこんな感じ

  • 最長18ヶ月間 (旅行、ホテル分野は12ヶ月間←私は残念ながら12ヶ月・・・)
  • 研修に必要な英語力
  • 専攻及び職務経験と関連する分野での研修
  • 以下のいずれか:
  1. アメリカ以外の国の短大以上の学位を取得済+アメリカ以外で1年以上の職務経験
  2. アメリカ以外の国で5年以上の職務経験

J-1ビザの申請は、コロナの影響で止まっていましたが、2021年4月に再開されました。

実際に私の今いる職場にも、2021年の夏頃にJ1ビザで渡米してきた先輩方がいらっしゃいます。

ビザスポンサー団体とは?エージェントとは?

J1ビザは、就労ビザのように受入れ先企業がスポンサーになるのではなく、

ビザスポンサー団体と呼ばれる「国務省認定の非営利教育団体」にスポンサーになってもらい、

DS2019Jビザ申請許可書)をビザスポンサーに発行してもらう必要があります。

DS2019発行に必要な書類準備は自力でも不可能ではないですが、素人には難しいのが現実です。

なので、基本的にはその申請書類の作成代行をエージェントやスポンサー団体自体に依頼することになります。

この辺が、アイルランドのワーホリ申請の時と違って、最初は戸惑いました。

代行費用もったいない…なんて思いましたが、準備進めてると、あ、これは自分では無理だわ、と実感。笑

 

ちなみに、そもそもJ1ビザで受入れ可能なアメリカの企業を探している段階、という人は、

さらにエージェントと呼ばれる存在に仲介してもらい、まず受入れ先を探すことが多いようです。

その場合は、書類の作成代行やスポンサー団体とのやりとり自体、エージェントを通すことになります。

受入れ企業紹介は、スポンサー団体にも取扱いがあることもあります。

いずれにせよ、もちろん追加で紹介料がかかります。

今回私は、J1ビザ狙いというより、内定をもらった企業がJ1ビザでの渡航をを指定したので、

受入れ企業から指定のスポンサー団体を紹介され、そのまま申請準備に進みました。

絶対そこでないといけない、ということもないようでしたが、特別価格でやってくれているようです。

このように受入れ先は自分で見つけて申請のみの場合は、

セルフリプレイスメントやセルフアレンジメントというようです。

ちなみに、各スポンサー団体で年間人数が決められているので、1月〜6月にビザ申請した方が良いらしいです。

今回はコロナ禍でそんな心配もあまりなかったですが、、。

 

整理すると、基本的に構図としてはこの2パターンになります。

申込者 ⇆ エージェント → スポンサー団体 ⇆  受入企業
申込者 ⇆ スポンサー団体 ⇆  受入企業

なんだかややこしいですよね。。。

これに加えて、それらの手続きを踏んでスポンサー団体から発行された書類(DS-2019)を持って、

アメリカ大使館にビザの申請に行き、そこで承認されればやっとビザが手に入ります。

 

J1ビザのメリットは、アメリカの様々なビザの中でも(これでも)わりと簡単にビザが取得できること。

デメリットは、正式な就職でもなく期間限定で、有給とはいえ給料は安いこと。

短期間の契約社員みたいな感覚ですね。アメリカ版ワーホリと呼ばれるのも、なんとなくわかる気がする。

話自体はややこしいく感じますが、確かに流れに沿って進めれば特に難しいことはなかったです。

ただ書類が多くて面倒なだけ。他のビザなんてもーっと大変らしいですし…

心配だった2年ルール

「Two-year rule」いわゆる「2年ルール」というものがあるのをご存知でしょうか。

Jビザプログラム終了後、一旦帰国し2年間居住しないと、他のビザや永住権の申請はできない、というもの。

このままなんらかの形でアメリカに残りたい、就労ビザ(H-1ビザ)に切替え、ゆくゆくはグリーンカード…

とか考えている人にとっては、死活問題!!

が、これはルール適用条件があって、J-1ビザ取得者全員が該当するわけではないそうです。

以下の条件の1つ以上に該当する場合には、交流訪問者プログラム終了後、自国または渡米前に居住していた国に少なくとも2年間居住しなければ、移民ビザ、婚約者ビザ、短期就労ビザまたは企業内転勤者ビザが発行されない場合があります。

・そのプログラムが、米国政府またはあなたの国籍の国の政府もしくはあなたが渡米前に居住していた国の政府によって資金提供された場合。

・あなたが交流訪問者プログラム参加中に携わった専門知識・技能の分野において、明らかに人材を必要としていると国務長官によって指定されている国の国民または居住者の場合(日本国籍の方は該当しません)。技術リストの詳細は米国務省ウェブサイトをご覧下さい。

・医学教育や研修を受けるために米国に入国した医師の場合(教育、研究、協議のみに限定されたプログラムを除く)。

USTravelDocs

ということで、普通の日本国籍で、普通のトレーニングをしにきただけの私は特に該当しない!

受け入れ企業からも2年ルールはないですよ、と事前に確認が取れました。

これは主に、研究職などで渡米される人が該当する事が多いようですね。

VISAが発行された時にも、「TWO YEAR RULE DOES NOT APPLY.」と書かれていました!

渡米前は、また1年で転職活動するのが嫌で、できれば今回の企業に残りたい、

という希望があったので(面接時もなくはないと言われた)、ここがすごく気になっていたのですが、

調べるうちに、そもそも就労ビザ取得がかなり難しく、そんな心配せずとも基本は残れないな、

という気持ちに落ち着きました。笑

 

と、いつものことながら前置き(!?)が長くなってしまったので、

次回は申請書類準備のお話を書きたいと思います。

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