ワーホリ1年の滞在を終えて

ワーホリ帰国後
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こんにちは。

3月頭に無事アイルランドから日本に帰国しました!

これまで毎月、備忘録として思ったこと起こったことなどを綴ってきましたが、

最後の12ヶ月目は、個人的な感想と帰国して感じた変化など1年の振り返りをしたいと思います。

最後までお付き合いいただけますと幸いです。

12ヶ月目、最後の1ヶ月

まずは、最後の1ヶ月をどのように過ごしたかについて。

ほぼ特別なことはしませんでした。笑

よく、最後の1ヶ月は仕事を先に辞めて長期で旅行に出かけたりする人も多いですが、

私は仕事も帰国ギリギリまで続け、2月半ばに5日間ほどHolidayをもらって旅行した程度でした。

ただ、仕事の総括でも書いた通り、仕事を辞めずちょっと休んだだけなので有給が出ました。

仕事辞めてから旅行に出たらお金はもらえないので、ちょっと得した気分。

帰国前には特段やるべきことはないのですが、やったことといえば、

・シェアハウスの次に住む人を探す&大家との引越し前やりとり

・家の荷物整理&掃除

・お土産購入

他に、AIBなどの銀行口座を作った人は口座解約なども必要だと思いますが、

私はオンラインバンクなので、そのまま残してあります。

スーツケースの荷造りは、最後の1週間くらいで始めました。

特に別送はせず、来た時と同じスーツケース2個に詰めるだけ詰め、

入りきらないものは持ってきていたバックパックにも詰めて、荷物3つに抑えました。

(↑マイル上級会員のため、預け荷物上限を無条件UPできたので)

ただ、荷造り作業が大変だった(かなりの量の物を捨てたり置いて帰ることに…)ので

別送しない人は、ちょっと早めに取り掛かることをおすすめします。

私は特に不用品(主に衣類)は売ったりせず、捨てるかハウスメイトにあげました。

MixBやLINEグループで売ってる人も多いですが、私はそれが面倒だったので。笑

自転車もハウスメイトの一人に格安で譲りました。

大家とのやりとりはちょっともめましたが(元から難ありな相手)、まあなんとかなりました。

本当はもうちょっと国内を旅行したりダブリン巡りもしようかと思ってたのですが、

最後の最後に職場で人員不足が発生(往往にして突然人がいなくなる、笑)

5日間の旅行休みももらった手前文句も言えず、最後はかなり連勤続きでした。

ただ本当にここ数ヶ月は、カフェの仕事も楽しく感じてきていたので、割とストレスなく働けました。

旅行明けに店に戻ったら安心感を覚えるくらい、職場も居心地の良い場所に。

最後にハウスメイトとちょっとしたお別れ会もして、割とさらっと最後の1ヶ月を終えました。

1年過ごしてみて、ダブリンはどうだった?

まずは、「都市としての住みやすさ」「ワーホリの候補地としてどうか?」という点で

ダブリンはどうだったかを振り返ってみたいと思います。

私も、1年という長期間を海外で暮らすのは、人生で初めての経験でした。

当初の最低限の目標である「1年自力で海外生活してみる」というテーマは達成できたと思います。

意外となんとかなりました。1年くらいならアイルランドで生きてくことはできて、

生活スタイルも慣れてきて、職場にも馴染めてきて、金銭的にも特に困らないので、

体感的には、あと半年くらいはいてもいいな〜という感じ。

もう1回「夏」を過ごしたいけど、もう1回「冬」まで滞在したいわけでもないので、笑

アイルランドは居心地がいいけど、冬の天気がちょっときついです。

雨が多くて風が強いから寒い、日が短いからテンション下がる→気持ちどんより

ただ、日本みたいに台風や豪雨、地震といった大災害はほぼない。夏はからっと湿気が少ない。

個人的には、天気のせいでアイルランドには住みたくない!とまでは言いませんが、

でも、アイルランドって結構自虐の文化もあるので、

本当にアイルランドの天気って…という話で会話を始めることは多かったです。笑

「ダブリン」という都市についてですが、まあ小さいです。特に娯楽もない。

本当に「アイリッシュパブ」の街。パブは腐るほどあるので、ビール好きには最高です。

この1年でビールがさらに好きになりました。

おしゃれな街でもないのでショッピングの楽しみは減りますがお金も節約できます。笑

おそらく、カナダやオーストラリアのように様々な店があるわけでもなく、

アジア系のものはさらに手に入りにくい。アジア人も少ない。英語も聞き取りにくい。

初めての海外、初めての留学、という場合にはかなり難易度は高い気がします。

なんといってもGNIBの取得が年々難しくなってきていて、それがストレスになる日本人も多いです。

でも、個人的にはその辺ことがアイルランド滞在のマイナス要因とは感じませんでした。

治安も良く、移民ばっかりだから面白い出会いも多い。

日本人も本当に少ないし、英語だけの生活に浸りたいならうってつけではあります。

なんせ、旅行に行くには最高の立地。

メリットについては、昔記事にも書いたのでよろしければそちらも↓

1年で日本が恋しいと思うことはあったか?

あくまでも個人的な意見ですが、海外生活する上で結構大事なのは、

「あまり日本の生活に寄せようとせず、現地の生活に自分を慣らすこと」だと思います。

海外でも日本での生活と同じようにしようと思うと、

「あれもない」「これもない」「ああ、不便だ」「日本ならこうなのに…」

という不満が溜まりがちですが、私は割と気にしないタイプで本当に良かったなと自分でも思います。笑

ないなら、ないなりの生活をする。

もちろん、日本の居酒屋、土足禁止の家、あったかいお風呂、大好きです。これを超えるものはない。

でも、1年位なら、なくたって生きていけた。人生80年以上あるとしたら、ただの1年。

「日本が恋しい、早く帰りたい」とも特に思わない1年間でした。

帰国した時に「やっと帰ってきた!嬉しい!」よりも「あ〜ついに終わっちゃったな」という感じ。

現実に帰ってきた感じ。いや、アイルランドの生活もかなり現実味のある日常でしたが。笑

かといって、「アイルランドにずっと住んでいたい!楽しい!」とかでもなかったです。

なんだろう、本当に普通の毎日を過ごしていました。

私が大人になったから感情の揺れが少ないのかな?と感じました。

もうアラサーでいい歳なので、1年海外で過ごして「人生観が変わった」というほど大きな衝撃もないです。

いろんな別れも経験してるので、「離れたくない」というほど、別れに対しての執着もない。

自分の気持ちと行動力次第で、いつでも友人と繋がれる、縁が切れることはないって、もう知ってる。

だから、日本を離れる時もアイルランドを離れる時もそこまで寂しいとは思いませんでした。

今の時代、SNSもあるしね。

まあ、ほぼ機会はないだろうけど、アイルランドにだってまた行こうと思えば行けるもんね。

1年で得られた成長・変化

そういうわけで、わりと情緒安定で帰ってきた私。笑

仕事も住むところもない、そのためのGNIBとかPPSとか制度も知らずに来て、

それでもなんとかなって1年生活した上で、いろんなところに一人で旅行に行って、

かなり自分の行動力の幅が広がりました。

「世界は思ったより狭くて、自分が行動を起こせばだいたいのことできる」

ということを学んだ1年だったかもしれません。

「私一人でもなんとかやっていける」って思える、それだけでも大きな変化だと思います。

そうはいっても、英語面ではだいぶ苦労しました。

それで得たものは、「英語力」ではなく「メンタルが強くなった」ことだと思います。

通じない、ばかにされる、それでも英語を話す必要がある、そんな時になんとかやりきる。

日本ではそれが苦痛で苦痛でしょうがなかったけど、今はそれが日常で。笑

とにかくやるしかない。苦痛とか言ってる場合ではない、無理なら努力あるのみ、

と割り切れるようになってきたこと。その上で努力する意欲はまだあるということ。

これは、日本で英語を学び続けるだけではなかなか得られない経験だと思っています。

正直、留学サイトとかでよくある「自信がつきました!」みたいなことはありません。

今でも全く自信はないです。

でも「自信がない」けど、やらなきゃいけない時にはどうにかできる。そのくらいの度胸はついた。

それを知ってるのは大きいかな、と思います。

何事も苦労が多い方が、得るものが多いと思うタイプなので。割と想定通りの結果。

 

そして、日本に帰ってきてまだ1週間ですが、久々に日本の知り合いと連絡を取るようになって、

日本での生活を思い出して気づいたことは、他者への愚痴を言う数が圧倒的に減ったこと。

もちろん、バイトの最初の方はうまくいかず愚痴っていたけど、それって自分に対しての憤りで、

他人とか会社とか組織への愚痴や不満というものがほとんどなかった。

「他者よりも自分自身にフォーカスして過ごした1年」だったということだと思います。

「周りの目」もやっぱりどうだっていいなーとアイルランドで生活して思いました。

性別も年齢も見た目も何にも気にしなくて良い1年でした。めっちゃ楽でした。

「ただローカルのカフェでバイトしてお金貯めて旅行しまくった自由人」といえばそれまで。

でも、アイルランドには、いろんな国の人がいろんな目的でいろんな事情で来ていて、

私もただのその一人。普通の一人。

アイルランドでマウンティング合戦ができるほど英語がうまくなかった、というのも一つですが、

そういうことを考えず生活できたので、心がとてもクリーンです。笑

他人は変えられない、変えられるのは自分自身だけ。

そうはわかっていても、日本の生活はストレスフルで、元同僚たちもいまだに会社の愚痴言ってます。

それ自体はしょうがないと思います。抱えるストレスも理解できます。

だからこそ、自分自身の改善とか成長を考える余裕も暇もなかったな、と思って、

一旦そこから抜け出してのんびりのアイルランドで過ごしたのは、本当に良いリフレッシュになりました。

文字通り、ワーキング&ホリデーを過ごしました。

これからのこと

ということで、とても良いように締めくくっているものの、

アラサーがたかだかワーホリ1年なので、劇的な人生の変化があったわけではありません。

残念ながら、行く前と行った後とで「変化」があったのかというと、特にないような気もします。

リフレッシュできているのも一時的なもので、日本社会に戻ればまたストレスを溜めていくことでしょう。笑

以前、ワーホリのきっかけと目標に関する記事を書きました。

英語に関する未練たらたらだったわけですが、ワーホリ帰国後もそこまで変わっていません。

ただただ自分の実力を知った。ということです。

現地ではオフィスワークの面接は落ちて、海外転職も英語面接は落ちてばかり。

それが現実。私にはまだまだ英語を使ってビジネスの場で生き延びる力はないのです。

でも、もしワーホリに行かなかったら、今頃、

「ワーホリに行って1年も滞在していたら、自分は違ったかもしれない」

といった無意味な後悔をしていた可能性があります。

1年経って、いまだに自分に足りていないこと、それを知って、その先また、

地道に努力していけるかどうか。

うん、辛いけど、努力はし続けるしかないので、今後も細々とやっていきます。

夢に満ち溢れてワーホリに向かう人が、

私のこんな記事を読んで意気消沈…ということになってしまったらごめんなさい。

そういう人は、同じようにならないように、現地で100倍努力してください。

1年は一瞬です。

お金を計画的に貯めて、使って、楽しんで、でも苦労もして、1年を過ごすべきです。

私も私なりにそうしたつもりだけど、やっぱり「完璧」は存在しないので、

もっとやりたいことはあったし、理想通りじゃないこともいっぱいあります。

が、まだ人生50年以上残ってるので、まだまだ挑戦し続けたいと思います。

今はひとまずそんな感じです。

今後もアイルランド生活とはちょっと違いますが、ブログは更新していこうと思います。

まさかのコロナウィルス蔓延で、就活も頓挫していますが、

すべて計画通りにはいかないものです。まあなんとか生きていきます。

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