ワーホリ中に海外転職活動をした話。1

ワーホリ帰国後
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こんにちは、翔です。

皆さん、このコロナ禍の中でいかがお過ごしでしょうか。

今日はワーホリ中の話に遡り、海外転職活動についてをお話してみたいと思います。

ちょっと書いていたら予想以上に長くなってしまったので、前編後編にわけます。笑

今回は、転職活動に至るまでの話と、どういう仕事を探し始めたのかという序盤編です。

ワーホリ後にやりたいことを考える

そもそも、ワーホリが終わったらすぐに転職をしようと考えていたわけではなく、

次のワーホリ国にチャレンジ、カレッジに通って専門知識を学ぶ、という選択肢も考えていました。

もともと明確な目標や次なる夢を持っていたわけではありませんでしたが、

ワーホリ後半期に「今後の自分がやりたいこと」をちゃんと考えなければいけない局面がきました。

前回の記事でも話したように、10月に旅行業の国家試験を受けに一時帰国したのですが、

その試験が終わってしまうと、急に目指すべき目標がなくなって、不安になったのです。

ワーホリ前は「ワーホリに行くこと」

ワーホリ初期は「学校、家、仕事など現地生活の基盤を確立すること」

ワーホリ中期は「旅行業の国家試験に合格すること」

をそれぞれ目指して、目の前のことを頑張ればよかったので、逆に楽でした。

それが全て終わって、ワーホリも後半に差し掛かって、さあ次はどうしよう?と急に焦りが。

私のブログをずっと読んでくださっている方は、すでに、

私の愚痴ブログの中で将来の不安をつらつら綴っているところもご覧になっているかもしれませんが。笑

「カレッジに行ってツーリズムを勉強すること」をまずは考えました。

日本の資格はとったけど、海外にも通用する勉強をした方がいいかも?と思ったのがきっかけ。

どうせなら、ディプロマをとったり、サーティフィケートでもいいから取れるカレッジ、

ということで、費用を試算しましたが、なかなかきついことが判明。

定番のカナダのco-op制度、他国ワーホリビザで働きながら学費を払う?

はたまた格安留学を探してマルタ、キプロス、スリランカまで調べました。笑

いくつか問い合わせもしましたが、有名どころはとにかくお金がかかるし、

格安の怪しい学校は情報がほぼないし返事もないし。

あまりにもカツカツで渡航するのも危ないし、やはり少しの余裕は残すべきと判断。

本当はこんな機会でもないと、2度と学校に通うタイミングも来ないだろうし、

もうちょっと挑戦を続けたいとは思ったんですが、金銭的に無理という結論に至りました。

もちろん、大学院とかがっつり勉強するパターンもちらっと考えたけど、

さらにお金かかるし、奨学金も現在ワーホリ中のフリーターがもらえそうなものはない。

つくづく、こういうのは前もって計画的に考えるか、とにかくお金がないとだめだと悟りました。

就活を前に「やりたい仕事とその理由」を考える

ということで、あっさりと就活に切り替えて考え始めたのですが、

肝心なのは、次はどこでどんな仕事をしたいのか?ということ。

もともと前職は留学エージェント系だったのですが、旅行会社でもあったので、

今度は本格的に観光旅行業を扱う仕事をしたいと思い、旅行業一本で就活をスタートしました。

すでに日本の旅行業資格もとったわけなので、当然といえば当然の流れですが、

どうしても旅行業!というより、今のところ興味が持てる業界がここくらいしかないし、

前職では、中途半端な知識が得られなかったので、もっといろんなことを知りたい。

結局これも未練のようなものです。

正直、コロナに関係なく、この時代、様々なOTA(Online Travel Agent)が台頭してきている中で、

旅行代理店の存在意義はどんどんと薄れつつあると言えますし、

従来の仕事は減り、旅行観光業界もこのままでいいとは言えない状況下にあると思います。

自分が旅行が好きというのもありますが、私自身は、旅行会社に頼らずに旅行をするのが好き。笑

それでも、やっぱり海外旅にトラブルは付き物。

そういう時に、英語や他国語が苦手な多くの日本人が苦労するものです。

私も前職で現地トラブルがあった時、現地コーディネーターの方々に本当に助けられました。

なので、次は自分が現地で一番近い場所のサポート側になりたいと思ったわけです。

ということで、海外で旅行の現地手配や現地対応をする仕事、

正式な職業名でいうとツアーオペレーターで仕事を探しました。

条件をとるか?やりたい仕事をとるか?

もともと旅行業界ってそんなに給料は高くないですが、ツアーオペレーターは、

特に海外の多くの求人が現地採用なので、給料が驚くほど低い。

もちろん世界には、日本よりも物価が高い国だってあるわけですが、

日本人が働きやすい(ビザがでやすい)国で、日本人旅行客に需要がある国となると、

必然的にそうなっていくわけなんですよね。

もちろん海外で暮らしていくなら、現地の物価相当の給料さえもらえれば、

余裕で生活はできるので、日本円換算で給料が低いだけであって、全く問題はないんです。

が、問題は、私が絶賛大学の奨学金を返済中であるということ。

現地の生活費はどうにかなっても、奨学金返済は日本円のままなので、

毎月定額が日本円で引き落としされるのは、かなりきつい。

ということで、条件面の優先順位として「給料」はかなり重要でした。

もちろん、この業種でなければ、給料が良い仕事なんてもっといっぱいあるんですけどね。

でも、給料は欲しいけどこの仕事をやってみたいという、なんか矛盾した就活を始めました。笑

どの国で働くか?

海外転職では、面接で「なんでこの国で働きたいのですか?」という質問はよくありますが、

ぶっちゃけ本当にどこでも良い、と思ってました。笑

もちろん、個人的に好きな国とかはあるんですけど、簡単に仕事が見つからなそうな国ばかり。

ちなみに、この時点でアイルランドで仕事を探す、というのは候補にありませんでした。

こ存じでない方のために、ちょっと説明ですが、アイルランドのビザ事情。

アイルランドで就労ビザを手に入れるのは結構難しいです。

これは、ワーホリ初期で仕事を探した時も同じような求人を見てきたので、わかっていたことですが、

募集要項の条件に「スタンプ4」以上を持っていることと書いてある企業が多かったです。

アイルランドのビザには、スタンプというステイタスがあって、

スタンプ1 就労ビザ、ワーキングホリデービザ
スタンプ2 学生ビザ
スタンプ3 観光ビザ
スタンプ4 永住権、配偶者ビザ、ディファクト(事実婚)ビザ
スタンプ5 市民権

てな感じ。要はすでに長期滞在できるビザを持っている人を企業側も雇いたいんですよね。

就労ビザは、企業側が「アイルランド人もしくはEU国籍の者の雇用が難しく外国人が必要」

という理由がないと日本人を雇えないし、ビザ申請料が高い(企業側が払ってくれるパターンも多い)ので、

企業もできればアイルランド人もしくはEUの人を雇ってすませたい。

あえて日本人を雇う企業は、それこそ日本語翻訳が必要とされる仕事系に限られてきます。

そして、アイルランドに暮らしている日本人なら、大概の人が、

その日本人に就労ビザを出してくれる数少ない企業の名前も知っていると思います。笑

それ以外の企業で働いている日本人の方は、配偶者ビザを持っていらっしゃる方とか駐在の方が多いです。

だからこそ、少なくない南米系&アジア系のワーホリや学生ビザの子達が、

こっちで結婚相手を見つけて永住が一番最短の道!って言ってたりするんですよね。笑

ちなみに、事実婚ビザは私の元ルームメイトもそれを目指して頑張っていたのですが、

二人が長年きちんとお付き合いをしている証拠集めが必要なので、結構大変そうでした。

お互いFacebookやインスタにこまめに写真UP、親との交流とか。

 

さて、話が脱線しましたが、私も、いくつかヨーロッパ企業にもアプライしました。

ですが、アイルランドと同じく、他国もやはりすでにビザを持っている人が優先。

ということで、最初からヨーロッパ圏はあまり当てにしていませんでした。

イギリスのワーホリなら2年あるから、ワーホリ中に企業に入社さえできれば、

後々ビザ延長の手続きまで漕ぎつけれらるのかな〜と想像したりもしましたが、どうなんでしょう。

たまにビザサポートもあるから日本人募集!という求人もあるので応募しましたが、

でもまあ、ヨーロッパは特に経歴重視の就活市場なので、

前職がちゃんとした旅行業でない私は、経験者と見なされない場合が多くて苦労しました。

ということで、ビザが取りやすくて日本人を必要とする会社が多いエリア、

必然的に国はアジアエリアになってきます。

海外で働く大多数の日本人は、アジア圏で働いているのが現状ですし、

アジアを知らずしてグローバルで働くとは言えないので、いい機会かなとも思いました。

 

だいぶ話が長くなってしまったのですが、

次の記事では、実際に私がどういう手順で就活をしていったが、

どんな面接準備をして、どんな面接だったのか…を詳しくお話したいと思います。

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